Archive for 9月, 2009

梨の薬効

★熱のある風邪や扁桃腺炎に効く梨の水分★

水分を多く含む梨は、熱を冷まし、喉や器官を潤す働きに優れた果物です。
熱のある風邪や扁桃腺炎などの喉の痛みに有効で、水冷機能は血圧を下げる働きにも優れています。
水分補給としては最適ですが、体を冷やす働きがあるので、冷え性や下痢気味な人は食べ過ぎに気をつけましょう。

レシピ
肉じゃが

肉じゃが 

カリウムと食物繊維が、肉のたんぱく質摂取に有効に働く
肉じゃがは「おふくろの味」に代表されるお惣菜。その理由は単においしいだけでなく、非常に理にかなった点にあります。肉と根菜類の食べ合わせは、肉に含まれる脂肪やコレステロールを、根菜類の豊富な食物繊維が絡め取り体外に排出してくれるため、脂質の取り過ぎを心配することなく食べることができます。玉ねぎは加熱すると糖度の高い甘み成分に変わります。

●材料(2人分)
じゃがいも(メークイン・大) 2個
玉ねぎ(小) 1個
にんじん 1/2本
豚小間切れ肉 100g
A 水 2カップ
  しょうゆ 大さじ2弱
  砂糖 大さじ1
  みりん 大さじ1 

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●作り方
① じゃがいもは皮をむき乱切りにし、水に放す。
② にんじんは皮をこそげ、小さめの乱切りにする。
③ 玉ねぎは半分に切り、切り口を下にして2cm位の半月切りにする。
④ 鍋にAを入れて煮立て、肉と玉ねぎを入れてひと煮立ちさせる。
⑤ ④にじゃがいもとにんじんを加え、落としぶたをして弱火で煮る。じゃがいもがやわらかくなったらできあがり。

●基本のクッキング用語
「水に放す」
野菜が含んでいるアクは水に溶けやすいので、水の中に入れてアクを取り去るために行う「野菜のアク抜き」の方法。「さらす」ともいいます。ただし、長時間水に漬けていると風味や栄養分が流れ出てしまうので注意しましょう。特に野菜のアクは薬効の高い成分。必要以上にアクを取る必要はありません。

レシピ
くるみ味噌

くるみ味噌 

血管壁にこびり付いたコレステロールを取り除き、健脳効果も優れている
くるみは良質な脂質・たんぱく質・ビタミンなどを含んでいるため、昔から体力増強や若返り食品として利用されてきた種実です。脂質含有量は種実の中ではトップクラス。脂質は良質な不飽和脂肪酸のリノール酸のため、血管壁にこびりついたコレステロールを取り除く働きに優れています。味噌に含まれるレシチンの働きが加わることで、脳の働きが活性化され、健脳効果が高まります。 

●材料(2人分)
くるみ 100g
味噌 大さじ2
砂糖 大さじ2と1/2
みりん 大さじ2 

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●作り方
① くるみを弱火で煎り、粗く刻む。
② 鍋にAを入れ、弱火でよく練る。
③ ②に刻んだくるみを入れ混ぜ合わせる。

5種類の野菜

★少量でも常食することが健康維持に働く★

にんにく、のびる、らっきょう、ねぎ、にらの5種類の野菜は、「五葷(ごくん)」「五辛(ごしん)」と呼ばれ、強い臭気・辛み・強精作用を持つ薬用野菜です。
抗酸化力が高く、病気に対する免疫力を強化する働きに優れており、少量でも常食することで健康を維持することができます。毎日の料理に上手に利用し、自然治癒力を高めましょう。

レシピ
なすと切り干し大根の煮付け

なすと切干し大根の煮付け 

抗酸化力に優れたナスニンとカロテン、切り干し大根で体の酸化を予防する
なすの皮の紫黒色はアントシアン系色素のナスニンで抗酸化力に優れています。いんげんはカロテンが豊富で高血圧の予防や疲労回復に有効なアスパラギンを含有しています。旬の野菜に保存食の切干し大根を加え、体の酸化を予防しましょう。切干し大根は太陽の光を浴びることで糖化されて甘味が増し、冷え性を予防する働きもあります。

●材料(2人分)
なす 3本
切干し大根 15g
いんげん 10本
A だし汁(水でもよい) 2と1/2カップ
  酒 大さじ2
  みりん 大さじ1と1/2
  砂糖 大さじ1/2
  しょうゆ 大さじ2
  しょうが汁 小さじ1 

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●作り方
①なすはヘタのガクの部分を切り取って面取りし、縦半分に切り、皮側に斜めに細かく切り込みを入れ、水に放つ。
②切干し大根は水の中ですばやくもみ洗いし、たっぷりの水に5分位漬け、食べやすい長さ(5cm位)に切って軽く水気を絞る。
③いんげんは水洗いし、熱湯でさっとゆで、軸側を少し切り落とし斜め半分に切る。
④鍋にA、水気を拭き取ったなす、切干し大根を入れ、火にかける。
⑤煮立ったら落としぶたをし、中火で7~8分煮る。
⑥いんげんを加え、さっとひと煮立ちさせて火を止める。
⑦器に盛る。

やまのいもの酵素

★薬効を生かす食べ方は、よくすったトロロが一番★

長いもや大和いもなどのやまのいもは、でんぷん消化酵素のアミラーゼを豊富に含んでいるため、どんなに食べても消化され、胃腸に負担がかからない食べ物です。
やまのいものでんぷん消化酵素は熱に弱く、また、細胞を細かくした方が栄養素の吸収が効果的になるので、よくすったトロロで食べるのがおススメです。

じゃがいもの芽

★有害物質のソラニンは必ず取り除こう★

畑から収穫されてから時間が経つと、じゃがいもは芽が出てきます。
この芽にはソラニンという有害物質が含まれているので、食べる時は必ず取り除きましょう。
芽のつけ根部分を深くえぐり取れば、古くてもしなびていても問題なく食べることができます。
また、皮が緑色に変色した時は、皮を厚めにむけば大丈夫です。

レシピ
果物のりんごドレッシングサラダ

果物のりんごドレッシングサラダ 

即効性の疲労回復が期待できる
ぶどうの主成分であるブドウ糖は即エネルギーになるため、即効性の疲労回復に効果のある果物です。バナナも糖質が豊富で、熟れているほど消化吸収に優れ、主食に代わるエネルギー源となります。バナナに含まれるオリゴ糖と、りんごのペクチンが腸の働きを活性化して便秘予防に有効に働きます。バナナの酸化を防止するにはレモン汁をかけます。

●材料(2人分)
巨峰ぶどう(種類は何でもよい) 10粒
バナナ 1/2本
りんご 1/2個
レーズン 大さじ1
レモン汁 少々
●フレンチドレッシング 大さじ1
※ドレッシングの分量は目安です。分量は好みで調整してください。

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●作り方
① ぶどうは皮をむく(種がある場合は取り出す)。
② バナナはぶどうの大きさに切り、レモン汁をかけておく。
③ りんごは2等分にし、半分は芯を取り、ぶどうの大きさに切り、塩水に漬けておく。
④ レーズンは熱湯にさっと通し、水気をきる。
⑤ 残り半分のりんごは芯を取り、すりおろす。
⑥ ボウルにフレンチドレッシングと⑤を入れて混ぜ、ぶどう、バナナ、りんご、レーズンを加え、混ぜ合わせる。

レシピ
やまのいもと大麦のお粥

やまのいもと大麦のお粥 

やまのいもと大麦は、消化を高める食べ合わせ

別名「山うなぎ」「山薬」と呼ばれるやまのいもは、滋養強壮に優れた食べ物で、消化酵素や糖たんぱくのムチンが消化吸収を高めます。大麦は「五穀の長」と呼ばれる薬効の高い穀物で、消化不良に効果があります。昔からやまのいもと大麦を食べ合わせる麦とろは、消化のよい食べ物として有名。お粥にしてさらに消化を高めます。

●材料(2人分)
大麦 大さじ1
白米 1/3カップ
水 3と1/2カップ
やまのいも(長いも) 100g
薬味(のり、ねぎ、カツオ節のしょうゆまぶし) 適量 

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●作り方
① 大麦と白米を洗い、鍋に分量の水と一緒に入れ、3~4時間置く(できれば一晩)。
② 長いもは皮をむき、1cm角に切る。
③ ①を中火にかけ、煮立ったら弱火にして、フタを少しずらして乗せ、10分炊く。
④ ③に長いもを加え、さらに10分コトコト炊く。
⑤ 塩で味を調える。

眼に効くルティン

★パソコンやゲームで現代人の眼はドライアイ★

ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれているルティンは、脂溶性の抗酸化物質で、眼に効く成分です。
人間は普通1分間に平均22回のまばたきをするといわれていますが、パソコンをしている時のまばたきは平均7回、テレビゲームの時は平均5回と、まばたきの回数はグンと低下しています。
まばたきの回数が減ることで眼は乾いてドライアイとなり、酷使されています。そんな現代人の眼には、ルティンは有効な成分です。