Archive for 12月, 2009

新年の若水 水は命の源

地中から湧き出る井戸水は、ミネラル豊富で細胞を若返らせる

かつて正月の三が日は、当主が井戸から汲んだ水で煮炊きをするという習慣がありました。この水は「若水」と呼ばれ、若返りの霊水「変若水(おちみず)の信仰」から出た風習といわれています。ミネラル豊富な水は今も変わらず生命の源です。

レシピ
野菜たっぷりのお雑煮

野菜たっぷりのお雑煮

粘膜や腸の働きを高める
 お正月の食卓はご馳走のオンパレード。たんぱく質や脂質の摂取量が多くなるので、野菜たっぷりのお雑煮を作りましょう。カロテン、食物繊維、カリウムなど、野菜のビタミン類やミネラル類を豊富に取ることで、粘膜や腸の働きを高めましょう。

●材料(2人分)
もち 2個
大根 4cm
にんじん 1/3本
ごぼう(中) 1/2本
さといも 2個
A だし汁 4カップ
 しょうゆ 大さじ2
 みりん 大さじ1
 塩 少々

●作り方
① 大根は薄く皮をむき(むかなくてもよい)、5mm厚さのいちょう切りにする。
② にんじんは皮をこそげ、5mm厚さの半月切りにする。
③ ごぼうは皮をこそげ、斜め細切りにし、水に放す。
④ さといもは皮をむき、1cm厚さの輪切りにする。
⑤ 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら①、②、③、④を入れて中火で煮る。
⑥ 具がやわらかくなったら、もちを入れ弱火で煮る。
⑦ もちがやわらかくなったら火を止め、器に盛る。

そば湯の効能 

そばを食べた後には、ルチンが溶け出たそば湯を飲もう

そばに含まれるルチンはビタミンPの一種で水溶性のため、ゆでている間に湯の中に流れ出てしまいます。ルチンには毛細血管を丈夫にして血圧を下げる働きがあるので、そば湯もきちんと飲みましょう。ルチンを始めとする栄養素はそば粉配合が高いほど、多く含有されています。

レシピ
年越しそば

年越しそば

消化吸収に優れたそばのでんぷんが胃もたれを予防する
新しい年を迎える大晦日には、良質なたんぱく質や毛細血管を丈夫にするルチンを含んだそばを食べ、不老長寿を祈願します。年越しそばは夜遅く食べるものですが、そばの主成分であるでんぷんは消化吸収に優れているため、胃もたれを起こしません。ビタミンB1やB2も豊富に含まれているため、体力の強化が期待でき、食物繊維が便秘解消に働きます。そばは体を冷やす作用が強いので冷え性の人は食べすぎに注意。でも温めて食べれば問題ありません。薬味のねぎはたっぷり添えてください。ねぎの硫化アリルがそばのビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にしてくれます。

●材料(2人分)
そば(乾) 200g
A 水 4カップ
  しょうゆ 1/4カップ
  みりん 1/4カップ
  カツオ節 15g
小ねぎの小口切り、七味唐辛子 各適量

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●作り方
① そばは沸騰した湯にパラパラと入れ、軽く箸でほぐし、ゆでる。
② 所定の時間ゆでたら、手早くザルにあげ、一気に冷水をかけて粗熱を取る。ボウルに移し、水を流しながら水中でもみ洗いし、ヌメリが取れたらザルにあげて水気をきる。
③ 鍋にAを入れて強火にかける。煮立ったら中火にし、アクを取りながら1~2分煮てこす。
④ ゆでたそばを熱湯にさっとくぐらせ、器に盛り、かけ汁をはり、薬味を添える。

丸大豆で脂を減らす

★丸大豆をそのまま食べる納豆や豆腐がおススメ★

大豆には「肝臓脂肪蓄積抑制効果」があります。
肝臓に脂肪が増える脂肪肝は、心臓病や肝硬変、肝がんとも関係するので、大豆を食べることで予防に努めましょう。
同じ大豆でも脱脂大豆では効果は半減、豆を丸ごと使った丸大豆を使うのがポイントです。
納豆や豆腐など丸大豆をそのまま使用した食品の常食がおススメです。

レシピ
豚肉のビール鍋

豚肉のビール鍋 

脳がイキイキする
ビールの主原料は大麦です。大麦はビタミンB1や食物繊維を豊富に含有し、核酸やレシチンが脳細胞を活性化させる働きを持つため、豚肉のたんぱく質と一緒に取ると、力がついて脳が元気に働きます。ビールで煮ると肉がやわらかくなるので、しっかり火を通したい豚肉にはおススメです。

●材料(2人分)
豚肉(ロース薄切り) 200g
ビール 適量 ※飲み残しのビールでもOK
春菊 2株
えのきだけ 1束
万能ねぎ 8本
●たれ・薬味(しょうゆ、ポン酢、 ごまなど好みのもの)

●作り方
① 春菊はよく洗い、5cm長さに切る。
② えのきだけは根元を切り取り、半分に切る。
③ 万能ねぎはヒゲを切り取り、5cm長さに切る。
④ 鍋の半分位までビールを入れ、火にかける。
⑤ ビールが煮立ったら、豚肉を入れ、火を通す。
⑥ 好みのたれにつけ、薬味を添える。豚肉も野菜も食べる分だけ煮ながらいただく。 

●鍋が残ったら…
ゆでた中華めんを入れ、ポン酢にラー油を適量入れたたれでいただく。

レシピ
カキのチャウダー

カキのチャウダー

カキと牛乳の各種栄養素が、虚弱体質を改善する
「海のミルク」と呼ばれるカキには各種栄養素が豊富に含まれ、特に亜鉛やグリコーゲンを多く含有しています。亜鉛は味覚障害や成長障害を予防し、グリコーゲンはスタミナ源として働きます。良質な牛乳のたんぱく質を加えると虚弱体質の改善に効果があり、脳の働きを高めます。ブロッコリーとじゃがいものビタミンCが鉄分の吸収を高めます。

●材料(2人分)
カキ 200g
玉ねぎ 1個
じゃがいも 1個
ブロッコリー 1/3株
小麦粉 20g
固形スープの素 1個
牛乳 1カップ
塩、こしょう 各適量

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●作り方
① カキは塩水で振り洗いをし、水気をきっておく。
② 玉ねぎとじゃがいもは1.5~2cm角に切る。
③ ブロッコリーは小房に分け、熱湯でさっとゆでる。
④ 鍋に油を熱して②を炒め、小麦粉を振り入れよく炒め、ヒタヒタの水と固形スープを加えて弱火で7~8分煮る。
⑤ ④にカキ、ブロッコリー、牛乳を入れて5~6分煮、塩、こしょうで味を整える。※沸騰させないように注意する。

カフェイン

★カフェインは食後の血圧低下を予防する★

カフェインは人間の脳で働くアデノシンという物質と構造が非常に似ています。
そのためカフェインを取るとその働きがブロックされ、疲れを感じさせないように働き、さらに交感神経の興奮が引き起こされるため、眠れなくなるのです。
しかし、年を取って食後に血圧が下がる場合のカフェイン摂取は、血圧上昇に効果があると報告されています。

薬草で健康管理

★身近な草花で健康を管理する知恵を持とう★

私たちの祖先は、古来より山野に咲く薬効成分を含んだ草花を摘み、薬として利用してきました。
よもぎ、アロエ、明日葉、ドクダミなどがポピュラーで、よもぎは利尿剤や解熱剤、アロエは健胃薬や便秘、明日葉やドクダミは穏下作用や利尿に利用してきました。
身近な草花を病状軽減や体質改善などに利用する知恵を身につけてはいかがでしょうか。

レシピ
小豆とさつまいものオムレツ

小豆とさつまいものオムレツ

栄養バランスが満点、脳の活性化も期待できる
小豆とさつまいもは、糖質・たんぱく質・ビタミン・カリウム・食物繊維などが豊富に取れる食べ合わせです。卵の良質なたんぱく質と脂質が加わることで、栄養バランスが満点になります。アミノ酸スコアに優れた卵のたんぱく質が血液や体液を補い、レシチンが脳の活性化に働きます。小豆とさつまいもの食物繊維が便秘を解消して胃腸を健やかにし、カリウムが高血圧予防に有効です。

●材料(2人分)
小豆(固ゆでしたもの) 40g
さつまいも 60g
卵(中) 4個
サラダ油 適量
A 牛乳 大さじ2
  塩、こしょう 各少々
付け合せ ブロッコリーとスイートコーン

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●作り方
① さつまいもはよく洗い、皮つきのまま1cm角に切り、ヒタヒタの水でゆでる。
② ボウルに卵を割り入れ、Aを加えてよく混ぜる。
③ フライパンをよく熱し、サラダ油をやや多めに入れて十分なじませたら余分な油を切り、②の卵液1/2量を一気に流し入れる。
④ フライパンと箸を動かしながら、強火で手早く卵をかき混ぜる。
⑤ 卵が半熟状になってきたら、一旦火から降ろし、小豆とさつまいもそれぞれ半量のせ、手前から卵を返して包んでいく。
⑥ 再び火に戻し、フライパンの手前を持ち上げながら卵を回転させ、形を整える。同じ物を2つ作る。
⑦ 器に盛り、ブロッコリーとスイートコーンを添える。