パパイヤ 旬:周年
熱帯や亜熱帯地方で広く栽培されている果物で、果肉は桃黄色か紅色。中心に黒色の種が多数あるのが特徴です。明治時代に導入されましたが、国内での温室栽培はごくわずかで、大半はハワイから輸入しています。別名乳瓜(チチウリ)、木瓜(モッカ)とも呼ばれています。
成分
独特の芳香と甘みがある。完熟したものはカロテンとビタミンCが豊富。熟れていない青い皮を傷つけると白い汁が出る。これはたんぱく質分解酵素のパパインである。
効能
カロテンとビタミンCが豊富なので、皮膚や粘膜、血管が強化され、風邪やストレスを予防し美肌を作る。カロテンには抗酸化力があるのでがん予防も期待できる。パパインはたんぱく質を分解するので胃もたれを防ぐ。
効果的な調理のポイント
- 成熟させるには、室内にしばらく置いておくとよい。成熟した果肉はカロテンやビタミンCが豊富なので生食が好ましい。
- たんぱく質分解酵素のパパインが含まれているので、肉料理のデザートに最適。
- 未熟な果実は、サラダや和え物、ピクルスなどに利用するとよい。