レモン 旬:周年(輸入レモン) 12~2月(国産レモン)
寒さに弱く、降雨量の少ない温暖地で栽培されます。イタリアのシシリー島やアメリカのカルフォルにアが世界の二代産地です。明治の初めにアメリカから導入されましたが広く栽培が始まったのは大正初期。日本では香りも酸味も強いユーレカ種が主流です。
成分
ビタミンCが多い。カルシウム、ビタミンB1、B2も豊富に含まれている。酸味の主成分はクエン酸。果皮に精油が含まれている。
効能
ビタミンCはコラーゲンを作る上でも欠かせない。風邪やストレスを予防し、肌のトラブルを解消する。クエン酸は体内の疲労物質を分解し、ビタミンB1の働きと一緒に疲労回復効果が強化される。ビタミンEは老化防止に有効。
効果的な調理のポイント
- 香りは皮に多く含まれているので、無農薬のレモンを求め、皮まで使うようにするとよい。
- ビタミンCは壊れやすく、香りもとびやすいので、使う直前に切ったり絞ったりする。切り口が空気にふれるとビタミンCが壊れるので注意。
レシピ
レモンおろしうどん
クエン酸とビタミンCが疲労物質を分解する
所要時間:20~25分
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消化酵素を含んだ大根おろしに、疲れを取るクエン酸を含んだレモン汁を混ぜ合わせたさっぱりしたうどんです。ビタミンCの豊富なキウイフルーツをプラスすることで、疲労物質を分解し、夏バテ予防効果を高めます。うどんで糖質を、鶏肉でたんぱく質を補うバランスのよい麺です。喉ごしがよいので、食欲がない時の体力増強・栄養補給におススメです。
●材料(2人分)
ゆでうどん 2玉
大根おろし 1カップ
レモン 1/2個
鶏ささみ肉 1本
キウイフルーツ 輪切り2切れ
A だし汁 4カップ
薄口しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ1と1/2
塩 適量
●作り方
① レモンは輪切りを2枚取り、残りは絞って大根おろしに加えて混ぜ合わせる。
② 鶏ささみは筋を取り (⇒写真①) 、耐熱皿に乗せて軽く塩を振ってから酒(小さじ1/2くらい)を振る。蒸気のあがった蒸し器に入れて6~7分酒蒸し煮しにし (⇒写真②) 、冷めたら細く裂いておく。
③ 鍋にAを入れてさっと煮立て、覚ましておく。
④ うどんはさっと熱湯に通して、冷やしておく。
⑤ 器にうどんを盛り、上に大根おろし、鶏ささみ肉、キウイフルーツ、レモンの輪切りを乗せ、汁をはる。