エンバク(オートミール)
イネ科の一・二年草。原産は中央アジアといわれカラスムギなどの雑草を原種とする栽培品種で、数百種類あるといわれています。やせた土地でも栽培ができ、生産量はロシアがトップです。日本にはヨーロッパを経て明治時代に伝来しました。オートミールに加工されるほか、家畜飼料として特に馬の育成に利用されています。欧米では朝食に食べられる穀類です。
成分
たんぱく質、脂質が多い。食物繊維を多く含有する。ケイ酸、オーキシンを含む。オートミールはビタミンB1やマンガンが多く、消化がよい。
効能
食物繊維は水溶性でコレステロールを下げる働きが強い。ケイ酸が利尿効果を促し、オーキシンは成長期の子どもの発育に有効に働く。
効果的な調理のポイント
- エンバクはオートミールにして食べると消化がよい(オートミールはエンバクを精白して煎り、ローラーで押しつぶしたもの)。
- オートミールにカツオダシと野菜を加えて煮るとおかゆができる。
- オートミールに野菜と牛乳を入れてスープにすると美味しい。冷たくしても温かくしてもよい。
- クッキー、パン、コロッケやハンバーグに入れてもよい。