小豆(あずき) 旬:年明けの正月

マメ科ササゲ属の一年生草本で、原産地は温帯アジアといわれる栽培歴史の古い豆です。日本には3~8世紀の間に中国から伝来したと考えられています。大豆より小粒で、色は赤、白など種類が多く主な品種は大納言、普通小豆、中納言、小納言、白小豆。昔は月のはじめと15日に小豆ごはんを食べて胃腸を整え、疲れを取る習慣がありました。

成分

主成分は糖質とたんぱく質。ビタミンB1と食物繊維が多く含まれている。カリウム、リン、鉄も多い。皮にはアクの成分の一種であるサポニン、ポリフェノールが含まれている。

効能

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるので疲労回復に効果がある。食物繊維が腸内をきれいにして便秘を解消する。サポニンはコレステロールや中性脂肪を洗い流して血液をサラサラにし高脂血症や高血圧を予防、カリウムと一緒に利尿効果に優れ、むくみを取る。ポリフェノールは抗酸化物質なので、がん予防や老化防止に効果がある。

効果的な調理のポイント

  • ゆでる時にタンニンをこぼす「渋きり」をすると、サポニンまで損失してしまうので渋切りはしない方がよい。
  • 吸水性が高いので、水で戻さないで使う。戻すと皮が裂けてしまう。
  • 小豆に含まれるアントシアニンが鉄と結びつくと黒く変色するので、鉄鍋は使わないようにする。

レシピ
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小豆と豆腐の「ざっつえ」
所要時間:40~50分
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茨城県の郷土食で、特に不祝儀に振舞われた料理です。小豆は玄米に近いビタミン1を含有し、疲労回復に有効に働きます。小豆と木綿豆腐はマグネシウムを豊富に含んでいます。マグネシウムはカルシウムの働きを調整するので、精神安定に働き、寝つきをよくする働きが期待できます。煮詰めると、おかずや酒の肴に向きます。

●材料(2人分)
小豆……25g
水……300CC
砂糖……大さじ2
甘口味噌……小さじ1
木綿豆腐……1/4丁

●作り方

① 豆腐は水切りをする。
② 小豆は水で洗い、タップリの水でやわらかくなるまで煮る。途中水がなくなったら差し水をしながら煮る。
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③ 小豆がやわらかくなったら、砂糖と味噌を入れ、混ぜながらひと煮立ちさせる。
④ ③に手で粗くくずした豆腐を加え、ひと煮立ちさせる。
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