ささげ(別名:大角豆・だるまささげ)
マメ科の1年草。小豆との区別は丸いヘソの形(小豆は縦長)で見分けます。原産はアフリカ。中国経由で日本に伝来し、栽培は平安時代に始まり、『延喜式(えんぎしき)』に中国名の大角豆が記されています。祝い事の赤飯に小豆の代わりに利用されますが、これは種皮が破れやすい小豆は「切腹に通じる」と武士に忌み嫌われたためです。色は白、黄、赤と多彩です。
成分
炭水化物が主成分で、たんぱく質、ビタミンB1、B2などのB群を豊富に含む。食物繊維を多く含有。赤い色はポリフェノールのアントシアニン。
効能
豊富なビタミンB群が、糖質の代謝にかかわり、エネルギーを生み出すので、疲れを取りイライラを鎮め、食欲不振を回復する。食物繊維が大腸がんを防ぐ。アントシアニンには抗酸化力があり、細胞の酸化を防ぐ働きがある。
効果的な調理のポイント
- 小豆に比べてかたいので、加熱時間は小豆よりもやや長めにする。