ナス科の落葉低木で、中国、朝鮮半島、日本に広く分布しており、日本では川の土手やほとりに自生しています。晩秋に真っ赤な実をつけ、古代から実のみならず、若芽、根茎とすべてが霊薬・薬用とされ、3千年以上の食用の歴史を持っています。赤い色は抗酸化力の高いβ-カロテンで、老化を予防する若返りの食べ物として珍重されています。

成分
ベタイン、メチオニン、レシチン、ルチン、カルシウムを含有。β-カロテン、ビタミンB1、B2、Cなどのビタミン類を含んでいる。

効能
ベタインが疲労回復に効果があり、メチオニンがアレルギーを緩和する。ルチンやβーカロテン、ビタミンCなど抗酸化力が高く、細胞の酸化を防いで老化予防に効果がある。レシチンが動脈硬化予防や、脳細胞の活性化に働く。

効果的な調理のポイント
・水や湯で戻してやわらかくしてから使うとよい。
・クコの実に熱湯を注ぎ、10分くらい蒸らしてから、飲むとよい。実も食べる。β-カロテンの摂取で皮膚の粘膜が丈夫になり、視力にもよい。