肘・膝・股関節などの関節が痛む症状。二足歩行の人間は歩く時に膝に体重の3倍の負担がかかるといわれています。その負担を支えているのが「関節軟骨」。関節軟骨は20歳を過ぎる頃から徐々に変性が始まり、60歳以上になると約8割以上の人に何らかの変形をあるといわれています。気温が低く湿度が高いと痛みの出ることが多く、気象と深い係りを持っています。若くても筋肉のない人や肥満の人はなりやすいので注意しましょう。気をつけたい食生活 ・コンドロイチンを含んでいるものを取る(ネバネバしているものに多い。なめこ・納豆・山芋・海藻など) ・グルコサミンを多く含んでいるものを取る(ウナギ・干しエビ・山芋・カニやエビのキチン質など) ・オメガ3脂肪酸を含んでいる青魚を取る

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関節痛を予防するレシピ
ヌメリに薬効がある
なめこ・さといも・ブリの柳川
所要時間:15分
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なめことさといもに含まれるコンドロイチンは関節痛を緩和し、粘質物質のムチンは粘膜を潤して脳細胞の活性化に働きます。ブリに豊富に含まれるオメガ3脂肪酸は関節痛の痛みを緩和する働きを持っています。なめこもさといもも、ヌメリに薬効があるのでヌメリは落とさないで調理しましょう。

●材料(2人分)
なめこ 200g
さといも 1個(80g)
ブリ(切り身) 40g
卵 2個
A だし汁 大さじ4
  酒 大さじ2
  しょうゆ 大さじ1と1/2
  みりん 大さじ1
  砂糖 大さじ1/2

●作り方

① さといもは皮をむき、2~3mmの輪切りにする。
② ブリは5mm厚さの薄いそぎ切りにする。
③ 土鍋にさといもを敷き、上にブリとなめこを乗せ(写真)、Aを加えて火にかける。煮立ったら弱火にして4~5分煮る。
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④ さといもとブリに火が通ったら、よく溶いた卵を流し入れ、ひと煮立ちしたら火を止めフタをして半熟状にする。