骨の単位体積当たりの骨量が減少したため、骨がもろくなり、簡単な外力で骨が折れてしまう状態のこと。骨は作られたら一生そのままではなく、少しずつ、骨吸収と骨形成を繰り返して部分的に作りかえられています。この骨形成に大きく貢献するのがエストロゲンで、骨を形成すると同時に、骨吸収を阻止する働きを持っています。女性は閉経を迎えるとエストロゲンが出なくなるため骨粗鬆症になりやすくなりますので注意しましょう。気をつけたい食生活 ・カルシウムを多く取る(牛乳・小魚・海藻類・ごま・小松菜など) ・ビタミンDを多く取る(鮭・アンコウ肝・カツオなど) ・イソフラボンを取る(大豆胚芽に多く含まれる) ・ビタミンKを取る(納豆・ほうれん草など) ・コラーゲンやグルコサミンを取る

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旬の食材・健康レシピ10月
鮭のビタミンDが牛乳のカルシウム吸収をアップ、骨粗鬆症予防に効果
鮭とじゃがいものミルク煮
所要時間:20~25分
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鮭のビタミンDはカルシウム吸収を高める働きがあるので、カルシウムが豊富な牛乳と一緒に取ると、骨や歯が強化され、骨粗鬆症の予防に有効です。加熱に強いじゃがいものビタミンCの働きで、ストレスへの抵抗力がつき、精神安定にも効果があります。くず粉は葛の根から取れる滋養豊富な食材です。

●材料(2人分)
鮭(切り身) 2切れ
じゃがいも 2個
しいたけ 2枚
スープ 2カップ
牛乳 2カップ
塩、こしょう 各適量
くず粉 適量

●作り方

① 鮭は1切れを3~4つに切り、塩、こしょうをする。
② じゃがいもは皮をむき、4つに切る。
③ しいたけは石づきを取り、細切りにする。
④ 鍋にスープと鮭、じゃがいも、しいたけを入れて火にかけ、沸騰したら中火にする。
⑤ じゃがいもがやわらかくなったら、牛乳を加え、沸騰させないように加熱し、塩、こしょうで味を整える。
⑥ ⑤に溶いたくず粉を回し入れ、トロミをつける。