肝臓は体の中で一番大きな臓器。飲食されたものはいったんすべて肝臓に集められ、そこで栄養分を体に必要な形にし、異物を分解して体外に出す働きをしているため、「人体の化学工場」ともいわれています。肝臓に中性脂肪が溜まる脂肪肝と、炎症の結果肝臓が硬くなる肝硬変などがあります。気をつけたい食生活 ・アルコールの取り過ぎに注意 ・たんぱく質(必須アミノ酸を含んだ)を適量取る ・野菜や海藻に多い食物繊維を多く取る ・魚介類に含まれる遊離アミノ酸のタウリンを取る

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旬の食材・健康レシピ7月
シジミのメチオニンやタウリンは肝臓病に有効、貧血予防にも効果を発揮
シジミの炊き込みごはん
所要時間:20分(冷蔵庫で冷やす時間は除く)
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シジミに含まれる必須アミノ酸の一種であるメチオニンやタウリンが肝臓病に優れた効果を発揮します。鉄分も豊富なので、貧血気味の方にもおススメです。シジミの独特のうまみや香味を味わうために、調味料は控えめに。シジミは加熱すると身が固くなるので、炊き上がったごはんに混ぜていただきます。

●材料(2人分)
米 1.5カップ
シジミ(殻付き) 250g
シジミの煮汁 2カップ
にんじん 20g
A 薄口醤油 大さじ1杯
  塩 少々
  みりん 大さじ1/2杯
  酒 大さじ1/2杯
黒ごま、クルミ(ともに粗く刻む) 各適量

●作り方

① シジミは塩水に漬けてよく砂出しをし、ていねいにこすり洗いをする。
② シジミを沸騰した湯に入れて加熱し、殻が開いたら火を止め、シジミを取り出す。※冷凍シジミの場合は水から入れて加熱する。
③ シジミの身を殻からはずす。汁はこして冷ましておく。
④ にんじんは粗いみじん切りにする。
⑤ 炊飯器に研いだ米を入れ、にんじん、A、シジミの煮汁2カップを入れ、普通に炊く。
⑥ 炊き上がったらシジミの身を入れ、さっくり混ぜて蒸らす。
⑦ 器に盛り、好みでごまやクルミを飾る。