きくらげ(木耳) 旬:8~11月

春から秋にかけてミズナラ等の枯れ木や倒木に群生するきのこで、形が人の耳に似ているので「木茸(きくらげ)」と呼ばれています。中国料理には欠かせない食材で、クラゲに似たプリプリした歯ごたえが特徴です。乾燥させたものを戻して利用するのが一般的で、日本では沖縄や鹿児島が主産地です。

成分

低カロリーで、カルシウムが他のきのこよりも多い。食物繊維が多く、カルシウムや鉄分、ビタミンB類やE、Dを含有。鉄分は黒きくらげが多く含有している。エルゴステリンも含有。

効能

血液浄化作用に優れ、出血を予防し婦人病の疾患に効果が高い。特に乾燥したものはその効果が高く、高血圧や動脈硬化の予防に働く。エルゴステリンはカルシウムの吸収をよくする働きがあり、含有されているカルシウムやビタミンDと一緒に骨粗鬆症予防や精神安定に有効。食物繊維が腸の働きを整え、低カロリーのためダイエットも期待できる。

効果的な調理のポイント

  • 乾燥したきくらげは、15分くらい水に戻し、石づきを取り、熱湯をかける。8~10倍になるので注意する。
  • 味は淡白なので、香辛料を多めに使うとよい。