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しめじ 旬:9~10月

昔から「香りまつたけ、味しめじ」といわれるように、抜群の風味が持ち味の人気の高いきのこです。しかし、現在は「ひらたけ」や「ぶなしめじ」といった人口栽培のものが主流のため、「味しめじ」と謳われたしめじは高級品となり手に入れることは困難な状況です。傷みやすいので購入したら2~3日で使い切るようにしましょう。

成分

低カロリーで食物繊維が豊富。ビタミンDが多く、ビタミンB2を含有。

効能

食物繊維は便秘を予防し、血液中のコレステロールを低下させる。その働きは脂肪や脂質の代謝を促し動脈硬化などを予防するビタミンB2の働きと一緒になり、生活習慣病の予防に有効に働く。ビタミンB2は湿疹や吹き出物などを防ぎ肌荒れ予防の効果も高い。

効果的な調理のポイント

  • うまみは加熱によって引き出されるので、煮たり炒めたりの調理法がベスト。
  • 油を吸収しやすいので、油の使いすぎに注意する。
  • 炒める時は強火で短時間にすると、うまみと歯ざわりを損なわない。
  • ビタミンB2は水溶性なので、煮汁も取るようにする。

レシピ
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しめじと車麩の煮物
しめじ・麩・鶏肉は、栄養価が高く、低カロリーな食材コンビ
所要時間:25~30分
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僧の貴重なたんぱく質源として食べられていた麩は、小麦粉のたんぱく質から取れるグルテンが主原料で、栄養価の高い食材です。麩としめじ、鶏肉の組み合わせはともに低カロリーで栄養価が高くダイエットに向く一品。ビタミンB2は水溶性のビタミンなので、煮汁も無駄なく取りましょう。

●材料(2人分)
しめじ 100g
車麩(ミニ) 6枚
鶏肉 100g
A だし汁 2カップ
  砂糖 大さじ2
  酒 大さじ2
  しょうゆ 大さじ2

●作り方

① しめじは根元を切り落とし、小房に分けておく。
② 車麩は水に漬けてしっかり戻し、軽く絞っておく。
③ 鶏肉は細切りにする。
④ 鍋にAを入れて煮立て、③、②、①の順に入れ、ひと煮立ちしたら落としぶたをして弱火で煮る。
⑤ 汁気がなくなったらできあがり。