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まいたけ 旬:9~11月

昔からがんに対して薬効があるといわれるサルノコシカケ科の仲間で唯一食べられるきのこです。かさが舞を舞う天女の袖のように見えることからこの名がついたといわれています。特有の香りと歯ごたえを持ち、まつたけ、しめじ、しいたけと並ぶ食用きのこの代表で、1970年代半ばに人口栽培に成功するまでは「幻のきのこ」と呼ばれていました。

成分

カロリーが低く、ビタミンDが多い。ビタミンB1、B2、ナイアシン等のビタミン類や食物繊維を含んでいる。不溶性食物繊維の一種であるβ―グルカンを含有。

効能

低カロリーなので、脂肪分を分解するビタミンB2と一緒に肥満を防止しダイエットに向く。ビタミンDは骨の吸収を高める。β―グルカンは低下した免疫機能を回復させがん細胞の増殖を食い止める働きがあり、まいたけには他のきのこよりも多く含まれている。食物繊維がコレステロール低下や便秘解消に働き、大腸がんの予防が期待できる。

効果的な調理のポイント

  • ホコリや汚れをよく落とし、水で洗わないで調理する。
  • β―グルカンは熱には強いが水溶性なので、煮汁も一緒に取るようにする。

レシピ
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まいたけと菊花のごま和え
カルシウムとビタミンDの働きで、骨粗鬆症を予防する
所要時間:15~20分
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抗がん効果の高いサルノコシカケ科で唯一食用できるまいたけは、がん予防のみならず、カルシウム吸収を高めるビタミンDが豊富なので、カルシウムを含有する菊花やごまと一緒に取ると、骨粗鬆症予防に有効です。菊花とごまのビタミンEは過酸化脂質の酸化を防ぎ動脈硬化を予防し、老化防止にも効果があります。

●材料(2人分)
まいたけ 100g
菊花 10g
炒り白ごま 大さじ2
A だし汁 大さじ1
  しょうゆ 大さじ1
  みりん 小さじ1
  砂糖 少々

●作り方

① まいたけは石づきを取り、熱湯でさっとゆで、細く裂く。
② 菊花は花びらだけを酢少々(分量外)を入れた熱湯でさっとゆで、水気をきっておく。
③ すり鉢でごまをよくすり、Aを加えてよくすり混ぜる。
④ ③にまいたけと菊花を入れて和える。