01-09-07_00
マッシュルーム 旬:11~12月 3~6月

はらたけを栽培品種して改良したきのこで、「西洋まつたけ」とも呼ばれています。フランスでは古くから栽培されており、欧米ではポピュラーなきのこです。栽培きのこの中では世界中でもっとも生産量が多く、日本に渡来したのは1920年頃といわれています。白色種、黄色種、褐色種があり、カサが丸くて厚みのあるものが良質で、味は褐色種のものが一番美味です。

成分

水分は約94%。きのこ類の中ではたんぱく質が多い。糖質は約1.7%含有され、主としてマンニットやグリコーゲン。カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル類や、ビタミンC、B2、ナイアシンなどのビタミン類や、食物センイを含んでいる。水煮缶は食物センイが豊富。

効能

たんぱく質や糖質がエネルギー源となり、鉄分やカルシウムが貧血に有効。ビタミンB2が糖質を分解し、食物センイが腸内の老廃物を排出して便秘を予防するので、肥満予防に効果がある。カリウムが体内の余分なナトリウムを排泄し、高血圧の予防に働く。ナイアシンは血行不良に有効に働く。

効果的な調理のポイント

  • 鮮度が落ちやすいので傷がなくカサの開いていないもので、泥の付いているものがよい。
  • 水がつくと傷みが早いので気をつける。

レシピ
01-09-07_01
マッシュルームのストロガノフ
マッシュルームと牛肉で、貧血予防と増血効果
所要時間:35~40分
——————-
マッシュルームはビタミンB2を豊富に含んだきのこで、牛肉や生クリームの脂質分解に有効に働きます。マッシュルームに含まれる鉄と、牛肉の鉄やビタミンB12の働きで貧血予防や増血作用が期待できます。ビタミンAが豊富で抗酸化力が高く、パスタを加えることで、エネルギーが高まり体力が強化されます。

●材料(2人分)
マッシュルーム 150g
牛ひき肉 100g
玉ねぎ 1/2個
オリーブ油 大さじ2
スープ 2カップ
生クリーム 大さじ4
パスタ(ほうれん草入り) 100g
レモン汁 適量
塩、こしょう 各適量

●作り方

① マッシュルームは石づきを取り、2~3等分のスライスにし、レモン汁をかける。
② 玉ねぎはみじん切りにする。
③ 鍋にオリーブ油を熱し、玉ねぎを弱火で炒める。
④ 玉ねぎがあめ色になったら、マッシュルームと牛ひき肉を入れ、中火炒める。
⑤ 牛肉の色が変わったらスープを加え、中火で煮る(約20分)。
⑥ 煮汁が半量になったら生クリームを入れ、塩、こしょうで味を調える。
01-09-07_02
⑦ パスタをゆで、水気をきり、バター(分量外)をからめる。
⑧ 器にパスタと一緒に盛る。