水菜 旬:11~2月
寒さに強く、霜にあたってからの方がやわらかくおいしくなり、青菜の少ない冬場に登場する貴重な緑黄色野菜です。京都を中心に栽培されているため、「京菜」とも呼ばれて、あっさりした菜っ葉なのでお浸しやゆでて食べるとたくさん食べられます。名前の由来は、かつて肥料を使わずに畑の畝に水を引き、栽培していたことから「水菜」と呼ばれるようになったといわれています。
成分
ビタミン類やミネラル類が豊富。カロテン、ビタミンC、カルシウムや鉄分が多い。
効能
カロテンが皮膚の粘膜を丈夫にし、コラーゲン生成に欠かせないビタミンCとの相乗効果で、特に美肌効果が期待できる。カロテンは抗酸化作用があるのでがんや風邪予防にも有効。カルシウムが骨を強化して精神安定に働き、鉄分が貧血を予防する。
効果的な調理のポイント
- ビタミンCは熱に弱いので、ゆでる時は素早くする。
- カロテンを有効に取るには、加熱したり、油と一緒に取るとよい。
レシピ
凍り豆腐と水菜のごま白和え
日照時間の減少する冬場におススメ
所要時間:15分(凍り豆腐を戻す時間は除く)
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トリプトファンが豊富な凍り豆腐、ごま、木綿豆腐で作る白和えは、日照時間の減少する冬場にぜひ食べて欲しい料理です。ごまにはトリプトファンの吸収を高めるビタミンB6も豊富に含まれており、精神安定や安眠効果が高まります。良質なたんぱく質と脂質が生活習慣病の予防にも有効です。
●材料(4人分)
凍り豆腐 2個
水菜 2株
銀杏(ゆでたもの) 6粒
ごま 大さじ2
木綿豆腐 60g
A だし汁 1/2カップ
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
B 砂糖 大さじ1
酢 大さじ1
酒 大さじ1/2
しょうゆ 大さじ1
だし汁 大さじ1
●作り方
① 凍り豆腐はぬるま湯で戻し、水洗いしてから水気を絞り、5mm厚さの細切りにする。
② 鍋にAと凍り豆腐を入れ、煮汁がなくなるまで弱火で煮る。
③ 水菜はさっと茹で、水気を絞り、2~3cm長さに切る。
④ 豆腐は布巾に包み、絞る。
⑤ ごまを弱火で煎り、すり鉢に入れ、油が出るまでよくする。
⑥ ⑤に豆腐とBを入れ、よくすり合わせる。
⑦ ⑥に凍り豆腐、水菜、銀杏を入れ、和える。