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ねぎ(葱) 旬:11~2月

ねぎは古くから「ひきはじめの風邪」の特効薬として愛用され、『日本書紀』にも登場する野菜です。白い部分と緑の部分では栄養素が異なりますが、薬効効果は白い部分の方が優れています。漢方では白根は「葱白(そうはく)」と呼び、珍重されています。

成分

特有の香りと辛み成分はアリシン(硫化アリル類の一種)。葉の部分にはカロテン、ビタミンC、カルシウムやカリウムなどのミネラルや、食物繊維を含んでいる。

効能

アリシンは血行をよくし体を温め、ビタミンB1の吸収を高める働きがあるので、初期の風邪で弱った体に効果がある。また、胃液の分泌を促し消化を助け、血液凝固を遅らせる働きがあるので、血栓を予防し血のめぐりをよくする。カロテンやビタミンCは風邪予防に効果がある。ヌメリや食物繊維は便秘に有効。

効果的な調理のポイント

  • アリシンは揮発性なので長い時間の加熱や水にさらしすぎると、薬効が半減する。
  • 切って時間が経つと薬効成分が揮発するので、食べる直前に切るようにする。
  • ビタミンDと一緒に取ると、カルシウムの吸収が高まる。

レシピ
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ねぎと麩の炊き合わせ
血行がよくなり疲れが取れ、風邪予防も期待できる
所要時間:20~25分(車麩を戻す時間は除く)
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麩が含有するビタミンB1と、ねぎのアリシンを組み合わせて、血行をよくして疲れを取り去ります。ねぎはカロテンやビタミンCが豊富なので、麩の良質なたんぱく質と一緒に取ると体力が高まり、風邪の予防が期待できます。ねぎ特有のヌメリは便秘に有効で、麩に含まれるグルテンペプチドとワカメのカリウムは、ともに血圧を下げる働きがあります。

●材料(2人分)
ねぎ 2本
車麩 4枚
ワカメ(生) 20g
油 適量
A だし汁 2カップ
  しょうゆ 大さじ1と1/2
  みりん 大さじ1

●作り方

① 車麩はたっぷりの水で戻し、水気をきり、食べやすい大きさに切る。
② ねぎは5mm幅の斜め切りにする。
③ 鍋に油を熱し、ねぎを炒める。先に青い部分から炒めるとよい。
④ ③にAを入れ、車麩を乗せて弱火で煮る。
⑤ 煮汁が少なくなってきたら、ワカメを入れ、さっと火を通してできあがり。