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ししとうがらし(獅子唐辛子) 旬:7~9月

甘み種のとうがらしの一種で、ピーマンと同じ仲間です。先端がライオンの頭に似ていることから「獅子唐辛子」と命名されたといわれています。中国から導入された辛みの少ない品種が分化したもので、食べやすく色々な料理に利用されています。熟すと赤くなり肉質がかたくなります。まれに辛みの強いものがあります。

成分

ビタミンCが豊富に含まれている。カロテンやナイアシン、カリウムを含有。食物繊維も多く含まれている。

効能

ビタミンCは細胞を強化しシミやソバカスを防ぎ、体の免疫力を高めて疲れを取る。カロテンは粘膜を丈夫にし目の疲れや視力強化に有効。カロテンとビタミンCの働きで細胞が活発化し、夏バテ防止の効果が高い。カリウムや食物繊維が高血圧や動脈硬化を予防し、ナイアシンは口舌炎に効く。

効果的な調理のポイント

  • 加熱する前に竹串などで数ヵ所穴を開けて、中の空気を抜き、破裂するのを防ぐ。
  • 油と一緒に調理するとカロテンの吸収が高まり、甘みも増す。
  • ビタミンCは熱に強いが、短時間の方がビタミン類の損失は少ない。

レシピ
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ししとうがらしとアジのトマト炒め
シミやソバカスを予防し、夏バテを防止する
所要時間:25~30分
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ししとうがらしはカロテンとビタミンCが豊富で、細胞を活発化し、夏バテ防止に優れた効果を発揮する野菜です。トマトを一緒に取ることで粘膜を丈夫にしシミやソバカスを予防します。アジとチーズで動物性たんぱくを補い、体力を強化します。

●材料(2人分)
ししとうがらし 10本
アジ 1尾
にんにく 1片
トマト 1個
油 適量
塩、こしょう、粉チーズ 各適量

●作り方

① アジは塩焼きにし、大きめにほぐす。
② ししとうがらしは竹串で数ヵ所穴を開けておく。
③ にんにくは薄いスライスに切る。
④ トマトはヘタを取り除き、粗いみじん切りにする。
⑤ フライパンに油を入れにんにくを炒める。香りが出てきたらししとうがらしを加えてさっと炒める。
⑥ ⑤にほぐしたアジとトマトを加えて炒め、塩、こしょうで味を整える。
⑦ 器に盛り、粉チーズを振る。