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とうもろこし 旬:6~8月

世界中で生産されていますが、トップはアメリカで世界生産量の約4割を生産しています。日本では北海道で多く生産されています。1579年ポルトガル船で長崎に渡来した野菜で、肉に不足しているアミノ酸を含んでいるので肉料理の付け合わせに最適。粒の白い部分は胚芽でコーン油になります。ヤングコーンは二番穂を未熟なうちに収穫したものです。
とうもろこしのヒゲには「南蛮毛(なんばんもう)」という生薬名がついており、煎じて飲むと利尿効果があるといわれています。

成分

糖質、でんぷんを多く含んでいる。粒の皮には食物繊維が多い。胚芽部分はビタミンB1、B2、E、リノール酸が多い。カリウム、鉄分、銅などのミネラルも含まれている。種実の表皮はセルロース。

効能

食物繊維は便通をよくし、コレステロールを低下させる。ビタミンEは老化を防止し、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える時に欠かせない。リノール酸は不飽和脂肪酸が多いのでコレステロールを低下させ、高血圧や動脈硬化に有効。カリウムは血圧を下げる効果がある。ひげや芯、根、葉にも薬効がある。ひげは利尿効果や降圧効果がある。

効果的な調理のポイント

  • 収穫後1日で栄養分も風味も半減するので、すぐに食べるようにする。
  • 栄養価は胚芽部分に集中しているので、実は手でむしり取るようにするとよい。
  • セルロースは消化が悪いので、お粥やスープにすると消化がよくなる。

レシピ
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とうもろこしのクッキー
疲れた脳の回復に即効果。便秘を予防し老化防止にも有効
所要時間:40分(生地を冷蔵庫で寝かす時間は除く)
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とうもろこしは食物センイが豊富なので、便秘予防に効果があります。脂質はリノール酸やビタミンEでコレステロールを低下させたり老化防止に働きます。卵と砂糖でつくるクッキーは体に力がつき、脳の疲れをすばやく回復します。

●材料(約20個分)
とうもろこし 1本
バター 120g
砂糖 120g
卵 1個
小麦粉(薄力粉) 300g
ベーキングパウダー 小さじ1/2

●作り方

① とうもろこしは粒をナイフでこそげ取り、熱湯でゆでておく。
② 小麦粉とベーキングパウダーをあわせてふるいにかけておく。
③ バターは常温で戻しクリーム状にやわらかく練る。
④ ③に砂糖を入れて混ぜ、さらに溶きほぐした卵を加えてよく混ぜる。
⑤ ④に②を加えて混ぜ、ひとまとめにして、冷蔵庫で1時間くらい寝かせる。
⑥ ⑤にとうもろこしを混ぜ、スプーンですくって食べやすい大きさにして天板に並べ、160℃のオーブンで16~18分焼く。