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ピーマン 旬:6~8月

甘み種のとうがらしの一種で、とうがらしを意味する仏語の「ピラン」がなまってこの名がついたといわれています。日本では欧米種と在来種を交配した中果種の緑ピーマンが主流ですが、他に赤、黄、黒ピーマンがあり、ビタミンCの含有量は赤、黄、緑の順になります。

成分

カロテン、ビタミンCが豊富に含まれている。ビタミンE、ビタミンPも含有。葉緑素、食物繊維、カリウムが含まれている。唐辛子と同じ成分カプサイシンを含む。緑ピーマンにはクロロフィルが含有されている。

効能

カロテンは粘膜を丈夫にして目の疲れや視力強化に効果があり、ビタミンCは細胞を強化しシミやソバカスを防ぐ。カロテンとビタミンCの働きで細胞が活発化し、がんや夏バテを防止に働く。ビタミンPは毛細血管を丈夫にし、Eは不飽和脂肪酸の酸化を予防、葉緑素と食物繊維が血液を浄化するので、動脈硬化や高血圧に有効。カプサイシンは代謝をよくして熱エネルギーを排出するので、ダイエット効果が期待できる。クロロフィルには抗酸化作用がある。

効果的な調理のポイント

  • 油と一緒に調理するとカロテンの吸収が高まり、甘みも増す。
  • ビタミンCは熱に強いが、短時間の方がビタミン類の損失は少ない。
  • 薬効を高めるには生食がベスト。
  • 縦に切ると苦みが薄くなる。
  • ピーマンの種にはカリウムが豊富に含まれているので、佃煮などに利用するとよい。

レシピ
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具たっぷりピーマンの完熟トマト煮込み

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ピーマンに肉や米を詰め、たっぷりのトマトソースで煮込む料理はハンガリーの家庭料理です。腹持ちのよい米とコレステロールを減らす不飽和脂肪酸を多く含んでいる鶏肉を使うので、ヘルシーな主食となりダイエットにぴったり。ピーマンのカロテンとトマトのリコピンは油に溶けやすいため、脂質である肉と一緒に調理することで吸収率が高まります。カロテンやリコピンの抗酸化力は、しいたけ、にんにく、にんじん、パセリを加えることでさらに高まり、細胞の酸化が抑えられがんや老化の予防に優れた食べ合わせになります。

●材料(2人分)
ピーマン(中) 4個
鶏ひき肉 100g
玉ねぎ 20g
しいたけ 1枚
にんにく 1/2片
にんじん 5g
パセリ 1g
ごはん 50g
完熟トマト 3個
A ベイリーフ 1枚
  水 1/2カップ
  固形スープ 1/2個
  塩、こしょう 各適量

●作り方

①ピーマンの茎のまわりによく切れるナイフの先を刺し、周りをくるりと切り、茎を取り外し、中の種を取り出す。
②トマトはヘタを取り、5mm角に切る。
③玉ねぎ、しいたけ、にんにく、にんじん、パセリはみじん切りにする。
④ボウルに鶏ひき肉を入れてよく混ぜ、玉ねぎ、しいたけ、にんにく、にんじん、パセリ、ごはんを加えてよく混ぜ、塩、こしょうで味を調える。
⑤ピーマンに(4)を詰め、切り外した茎でフタをする。
⑥鍋にピーマンを並べ、トマトとAを入れ、弱火で約30~40分煮る。

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ピーマンの茎の周りに
ナイフの先を刺す
ピーマンの種を取り除く 混ぜ合わせた具をピーマンに詰め
取り外した茎でフタをする