健康、食事、料理レシピに関するコラム

健康コラム


老衰で死にたい

人間は誰しも必ず、死を迎えます。何歳で、何の原因で、どこで…?。
 できるものなら、寿命の尽きる「老衰」で死にたい。「老衰」とは、書いて字の如く、「高齢者が死因と推定できる病気が無く、老衰によって自然に生を閉じた」状態です。

 私の父は47歳で亡くなりました。死因は敗血症で、私が7歳の時でした。義母は60歳を待たずしてガンで亡くなりました。
 父の死は私にとって、死も生も理解するには幼すぎる年齢でした。が、一方、義母の死は27歳の時。「これからやりたいことが山ほどあったのに…」とベッドでつぶやき、約1年近い闘病生活の末に亡くなりました。子どものいなかった私は、病院での看護生活で義母と時間をともにし、そして死を看取りました。
 意思の強い穏やかな義母でした。苦しみに耐え、自分の人生を振り返り、まだまだ道半ばであることを残念そうに語りました。

 当時20代だった私は、ただ永らえる人生は意味がない、若くして華やかに人生を終えたいと心ひそかに思っていました。若い時は誰しもそう思いますよね。
 義母を亡くしてから年月がたつにつれ、私は事あるごとに「生きたかったのに…」と願った義母の無念さと悲しみが心に刺さり、同時に若くして病床に倒れた父の無念であったろう心中に思いを馳せることができるようになり、生きていこう、できるだけ永く生きたいと強烈に思うようになりました。生きる意味が見つけられなくとも、あるいは無くとも、生きていこうと決心しました。

 そして目指したのが100歳(本当は120歳)まで生きて天寿を全うし、老衰で眠るように亡くなる死に方でした。実はこの生き方には「知恵」が必要で、さらに若干の努力が必要なのです。「寝たきりにならない」、「頭がボケないようにする」には、それを回避する地道な努力が必要なのです。

 そのはじめの一歩が食生活。食べ物は体を作る大切な薬。体を酸化させず、免疫力を高める食べ物を意図的に取り入れることで、致命的な病気を回避し、健康で長寿を得ることができるのです。食べることを楽しみ大切にし、食べ物の栄養素や効果的な食べ方を身につけ、健康長寿で人生を全うしたいものです。

 世界は高齢化、長寿化に向かって進んでいます。世界中で60歳以上の占める割合は、2005年の10.4%に対し、2050年には21.7%に上昇すると予測されています(2005年2月国連発表)。
 長く生きることはすばらしいこと。さらに健康だったらなおすばらしい。そして天寿を全うし老衰で死ぬことができたら、最高ですよね。死は突然ではなく(事故や災害を除く)、目標を定めれば、自分の望む死を迎えることができると私は確信しています。

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